many north, and south.

セイケトミオさんのこと 4

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イベントに参加する前に、決めていたことがふたつありました。
一つは、最前列の席に座ること。
もう一つは、チャンスがあれば、セイケさんにいちばん聞いてみたいことを、ためらわずに聞くこと。

「今回はなぜベニスだったのか? そもそも、普段からどんな基準で被写体を選んでいるのか?」
最後の質疑の時間、これは他の方から出た質問ですが、私も聞いてみたかったことです。

セイケさんの答えは、こんな感じでした。

「意外と準備しているわけではない。撮りたい気持ちは、突然わきあがる。
計画的にやるタイプではなく、気が向くとぱっとやるタイプ。だから撮るものにあまり統一がとれていない。
自分の中で整理し切れていない。

大事なのは、自分が撮りたいと思うものを撮ること。
なぜ(それを選ぶのか)といわれても難しい。直感とはちがう。

人は、ずっと同じものに惹かれる訳ではなく、変わっていくものだと思う。
結局、写っているのは自分自身なんじゃないか。流行りの自撮り棒なんて使わなくても(笑)
自分を撮っているというところから抜けられない」

この「写真には自分が写る」というお話、セイケさんは、ご自身のブログや、こちらでも触れていらっしゃいます。

実はギャラリートークが始まる前、セイケさんのお人柄に接する機会がありました。
1階で写真集を買い求めたとき、ちょうどその場にみえられたセイケさん。
Leicaのスタッフさんを通じてサインをお願いすると、「もう書いてあるんだけど、どうしましょう。お名前をお入れしましょうか」と言ってくださいました。
その素敵な笑顔と、驚くほど力強い握手。ほんのひと時でしたが、忘れ難い出来事となりました。

Leica M9 / CZ C Sonnar 50mm f1.5 ZM

by mynas | 2015-11-29 20:51 | Leica | Comments(0)